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エルメスのロデオはダサい?不評の背景や正しい選び方を解説!

「せっかく手に入れたエルメスのバッグ、自分らしくアレンジしたいけれど、ロデオを付けるのはもう古いの?」と不安になる気持ち、よくわかります。SNSで見かける素敵なコーディネートがある一方で、中には「ダサい」という声があるのも事実です。なぜそう思われてしまうのか、まずはその理由からスッキリさせていきましょう。

エルメスのロデオがダサいと言われるのはなぜ?

ロデオそのものが悪いのではなく、使い方や周りの環境によって「おしゃれじゃない」と思われてしまうケースが多いようです。最高級のバッグに合わせるものだからこそ、ちょっとしたバランスの崩れが目立ってしまうのが難しいところ。ここでは、不評を招きやすい3つのパターンを具体的に紹介します。

チャームの複数付けによるやりすぎ感

ロデオは1つでも十分な存在感がありますが、色違いを2つ3つと重ねて付けている人を見かけます。これは「せっかく集めたから見せたい」という気持ちが強すぎて、バッグ本来の美しいシルエットを台無しにしている状態です。引き算の美学を大切にするエルメスの世界観では、過剰なデコレーションは品格を下げて見せてしまいます。

主役はあくまでバッグであり、ロデオは引き立て役です。何個もぶら下げてしまうと、歩くたびにジャラジャラと音がしたり、バッグの革を傷つけたりする原因にもなります。大人の余裕を感じさせるなら、お気に入りの1頭をそっと寄り添わせるくらいが丁度いいですよ。

  • バッグの持ち手がチャームで埋まらないようにする
  • 複数を付けるなら、サイズや色のトーンを完璧に計算する
  • 基本は「1つのバッグに1頭」が最も上品に見える

バッグとチャームの色が喧嘩している

バッグの色とロデオの色が全く合っていないと、唐突にそこだけ浮いて見えてしまいます。例えば、上品なエトゥープのバッグに、あまりに奇抜なネオンカラーのロデオを合わせると、視線がチャームだけに集中してしまいます。色の組み合わせに一貫性がないと、まとまりのない印象を与えて「ダサい」と感じさせてしまうのです。

コーディネートに自信がないときは、バッグと同系色でまとめるか、反対にアクセントになる1色を慎重に選ぶのがコツです。色のトーン(明るさや鮮やかさ)を合わせるだけでも、ぐっと洗練された雰囲気になります。バッグとロデオの色の相性を客観的に見ることが、失敗を防ぐ近道になります。

  • バッグの色に含まれる1色をロデオの色にも取り入れる
  • コントラストを強くしすぎず、馴染ませることを意識する
  • 金具の色(ゴールドやシルバー)とのバランスも考える

偽物や安っぽい類似品の流行による影響

ロデオは非常に人気があるため、残念ながら多くの偽物や似たような馬のチャームが出回っています。一見似ていても、素材の質感やステッチの粗さが目立つものを使っていると、エルメスのバッグまで安っぽく見えてしまいます。そうした「偽物感」のあるものを見かける機会が増えたことで、アイテム自体のイメージが悪くなっている側面もあります。

本物のロデオは、アニョー・ミロという極めて上質な羊革で作られており、触れた時の柔らかさや光沢が全く違います。安易に「馬の形なら何でもいい」と選んでしまうと、見る人が見ればすぐに分かってしまいます。本物だけが持つ独特のオーラを大切にすることが、大人のファッションには欠かせません。

  • 革のしなやかさと発色の良さをチェックする
  • 安価な類似品で妥協せず、正規のルートで手に入れる
  • 偽物特有の「整いすぎた機械縫い」に注意する

実際に使っている人のリアルな評判

ロデオ愛好家の人たちは、どのような点に魅力を感じ、またどんな悩みを持っているのでしょうか。ブランド好きが集まるコミュニティやSNSでの声を整理してみると、ロデオは単なる飾り以上の役割を果たしていることが分かります。長く愛される理由と、意外な悩みについて深掘りしてみましょう。

バッグの印象が柔らかく親しみやすくなる

バーキンやケリーといったバッグは、どうしても格式高く、少し近寄りがたい印象を与えることがあります。そこに愛らしい表情のロデオが加わることで、全体の雰囲気が一気に和らぎ、普段使いしやすい「こなれ感」が生まれます。カチッとしたフォーマルな装いに、あえて遊び心をプラスするのが今のスタイルです。

この「隙」を作ることで、高級バッグを自分らしく使いこなしている印象を与えられます。キメすぎないおしゃれを楽しみたい人にとって、ロデオは最高のパートナーと言えるでしょう。高級感と可愛らしさのギャップを楽しむのが、ロデオ使いの醍醐味です。

  • 仕事用のバッグに付けて、親しみやすさを演出する
  • 硬い印象のバッグをカジュアルダウンさせる
  • 自分だけの組み合わせで「私らしさ」を表現する

コレクションして並べる楽しみがある

ロデオはシーズンごとに新しい配色が登場するため、ついつい集めたくなってしまうコレクターズアイテムとしての側面があります。クローゼットに並んだ色とりどりの馬たちを眺めるだけで、幸せな気持ちになるというファンも少なくありません。その日の気分や服の色に合わせて、今日はどのロデオを連れて行こうか選ぶ時間は至福のひとときです。

また、エルメスの職人技が詰まった小さな工芸品としての価値もあります。手作業で作られているため、1頭ずつわずかに表情が違うように感じることもあり、愛着が湧きやすいのです。自分だけの特別な1頭を見つける喜びは、他のアイテムではなかなか味わえません。

  • 季節に合わせてカラーチェンジを楽しむ
  • 出会った時の思い出と一緒にコレクションを増やす
  • バッグとの組み合わせを無限に試してみる

幼く見えてしまうことへの抵抗感

ロデオの唯一の弱点と言えるのが、可愛らしいデザインゆえに、年齢やコーディネートによっては「子供っぽい」と思われてしまう点です。特に大人の女性が持つ場合、全体のバランスを考えないと、キャラクターものを付けているような違和感が出てしまうことがあります。これが「ダサい」という意見に繋がることもあります。

この悩みを解決するには、ロデオの選び方が重要になります。落ち着いたシックな色味を選んだり、バッグと同系色にして目立ちすぎないようにしたり工夫してみましょう。大人の女性にふさわしい「引き算」の取り入れ方を意識すれば、決して幼く見えることはありません。

  • モノトーンやベージュ系など、落ち着いた配色を選ぶ
  • 甘い服に合わせすぎず、辛口なファッションのアクセントにする
  • チャームを付ける位置を少し工夫して、控えめに見せる

ロデオをセンス良く見せる正しい選び方

せっかくロデオを取り入れるなら、「さすが!」と思われるような素敵なコーディネートを目指したいですよね。センス良く見せるためには、単に好きな色を選ぶだけでなく、バッグとの相性や使う場面を考える必要があります。ここでは、プロも実践している選び方の鉄則をお伝えします。

バッグの大きさに合わせたサイズ選び

ロデオにはPM、MM、GMの3つのサイズがありますが、最も重要なのはバッグとのサイズバランスです。大きなバッグに小さなPMサイズを付けても存在感が消えてしまいますし、逆に小ぶりなバッグにGMサイズを付けると、チャームが重たすぎて不格好になってしまいます。

一般的に、日本の女性に人気のバーキン25やケリー25なら、最小のPMサイズがベストバランスです。バッグの面積に対して、ロデオが「ちょこん」と乗っているくらいのサイズ感が最も美しく見えます。バッグの大きさを基準にして、適切なサイズを導き出すことが第一歩です。

  • 25cm以下のバッグにはPMサイズを選ぶ
  • 30cm以上のバッグにはMMサイズで存在感を出す
  • 旅行用などの大型バッグにはGMサイズでアクセントを付ける

統一感を出すカラーコーディネートの法則

色の選び方で迷ったら、まずは「トーン・オン・トーン」を意識してみてください。バッグがネイビーならブルー系のロデオ、ベージュならブラウン系のロデオというように、同系統の色でまとめると失敗がありません。これだけで、後付け感がなくなり、最初からセットだったかのような統一感が生まれます。

もし差し色として使いたい場合は、バッグのステッチ(縫い糸)の色や、その日のスカーフの色と合わせるのが上級者のテクニックです。どこか1箇所でも共通の色があれば、全体がチグハグになりません。「どこかの色とリンクさせる」というルールを持つだけで、一気におしゃれ度が増します。

  • バッグと同系色で馴染ませる「ワントーンコーデ」
  • 小物やスカーフの色とリンクさせる「アクセント使い」
  • 金具の色に合わせて、ロデオの一部に同色が含まれるものを選ぶ

季節や利用シーンに合わせた素材の使い分け

ロデオは基本的にラムスキン(羊革)で作られていますが、実は「タッチ」と呼ばれる異素材を組み合わせたモデルもあります。アリゲーター(ワニ革)が部分的に使われているタイプは、通常のロデオよりもさらに高級感があり、フォーマルな席や夜のパーティーなどにもぴったりです。

また、夏には明るく爽やかな色のロデオを、冬には深みのあるダークカラーや落ち着いた色を選ぶといった、季節感の演出も大切です。ファッション全体の一部としてロデオを捉えることで、「とりあえず付けている」という印象を払拭できます。シーンに合わせてロデオを着せ替えるくらいの余裕が、洗練された印象を作ります。

  • 特別な日には、クロコ素材を使った「タッチ」で格上げする
  • 夏はビビッドな色、冬はボルドーやネイビーで季節を出す
  • 雨の日は革を傷めないよう、使用を控える配慮も大切

失敗しないためのサイズごとの使い分け

ロデオのサイズ選びで迷っている方のために、それぞれのサイズがどんなバッグに合うのかを具体的にまとめました。自分の持っている、あるいは狙っているバッグを思い浮かべながらチェックしてみてください。サイズ選びを間違えないことが、脱・ダサいへの最短距離です。

サイズ馬の横幅おすすめのバッグ特徴
PM約8.5cmバーキン25、ケリー25、コンスタンス、ピコタンPM最も人気が高く、小ぶりなバッグに最適。上品で可愛らしい。
MM約12cmバーキン30、ケリー28・32、ガーデンパーティPM適度なボリューム感があり、中型のバッグに付けても埋もれない。
GM約15cmバーキン35以上、ガーデンパーティMM、ボリード31存在感抜群。バッグのアクセントとしてだけでなく、インテリアにも。

バーキンやケリーに最適なPMサイズ

エルメスの代表的なバッグであるバーキン25やケリー25をお持ちなら、迷わずPMサイズを選んでください。このサイズ感は、バッグのハンドル部分に付けた時に、バッグのラインを邪魔することなく美しく収まります。小ぶりな馬がバッグの上で跳ねているような姿は、まさに理想的なバランスです。

PMサイズはカラーバリエーションも最も豊富なので、お気に入りの色を見つけやすいというメリットもあります。迷ったらこのサイズにしておけば、将来的に他のバッグに付け替える際も潰しが効きます。「迷ったらPM」が、ロデオ選びの合言葉と言っても過言ではありません。

  • 小ぶりなバッグの繊細さを損なわないサイズ
  • 複数持ちしたときも、かさばらずに収納しやすい
  • プレゼントとしても最も喜ばれる定番のサイズ

存在感を適度に出せるMMサイズ

少し大きめのバーキン30や、収納力のあるガーデンパーティPMなどには、一回り大きいMMサイズがよく映えます。PMサイズだとバッグのボリュームに負けてしまい、どこか寂しい印象になりがちですが、MMサイズならしっかりと主張してくれます。バッグ全体のシルエットに華やかさをプラスしたい時に最適です。

MMサイズは、ロデオの細かなディテール(鞍のステッチや尻尾の房など)もよりはっきりと見えるため、職人の手仕事を堪能できるサイズでもあります。バッグとの対比で「チャームが付いていること」を明確に見せたい場合に選びましょう。

  • 30cm前後の標準的なバッグに最適なボリューム
  • 遠くから見てもロデオの形がはっきりと分かる
  • バッグの色が濃い場合、明るい色のMMサイズを付けると映える

インテリアや大型バッグ向けのGMサイズ

最も大きなGMサイズは、日常使いのバッグに付けるには少し勇気がいる大きさです。バーキン35や40といった、かなり大型のバッグであればバランスが取れますが、それ以外ではチャームが主役になりすぎてしまいます。しかし、この大きさを活かして、自宅のドアノブにかけたり、棚に飾ったりして楽しむファンも多いサイズです。

お出かけ用というよりは、エルメスの世界観を身近に感じるためのアイテムとして活用するのがおすすめです。車の中に吊るしたり、旅行用の大きなボストンバッグに目印として付けたりするのもおしゃれですね。

  • インパクト重視の大型バッグ専用サイズ
  • お部屋を彩るインテリア小物としての活用
  • エルメス愛を存分に表現したいコレクター向け

人気の高いカラーとおすすめの組み合わせ

ロデオの魅力は、なんといってもその多彩なカラーリングにあります。エルメスならではの美しい発色は、見ているだけで心が踊ります。ここでは、特に人気が高く、どんなバッグにも合わせやすい鉄板のカラーを紹介します。

どんな色のバッグにも合うベーシックな配色

初めてのロデオとして絶大な人気を誇るのが、ブラウン系の「ゴールド」や、優しいベージュ系の「トレンチ」「クレ」です。これらの色は、エルメスのバッグの定番色とも非常に相性が良く、上品にまとまります。主張しすぎないため、どんな服装にも合わせやすく、飽きが来ないのが最大のメリットです。

こうしたベーシックカラーのロデオは、二次流通市場でも価値が下がりにくいため、資産としても優秀です。「まずは1頭、長く使えるものを」と考えるなら、落ち着いた茶系やベージュ系から探してみるのが正解です。

  • ゴールド、セサミ、チャイなどの茶系は失敗知らず
  • クレやベトンなどの白・グレー系は洗練された印象
  • ブラック(ノワール)は、バッグの色を引き締めてくれる

差し色として映えるビビッドなマルチカラー

ロデオの楽しさを存分に味わうなら、エルメスらしい鮮やかなカラーが使われたモデルも外せません。「ローズメキシコ」のピンクや「ブルーフランス」の鮮烈な青などは、ダークカラーのバッグに付けると一気に表情を明るくしてくれます。バッグ本体では勇気がいる派手な色も、小さなチャームなら気軽に取り入れられます。

こうしたマルチカラーのタイプは、体・髪・鞍の3箇所が異なる色で構成されているため、どの色をバッグのアクセントにするか考える楽しみがあります。暗くなりがちな冬のコーディネートの救世主としても活躍してくれます。

  • 鮮やかなピンク系は、女性らしさを一気に高める
  • オレンジやイエロー系は、元気でアクティブな印象に
  • 多色使いのモデルは、スカーフとの色合わせがしやすい

圧倒的な希少性を誇る単色の魅力

ロデオの中でも特に人気が集中し、入手困難なのが「ソーブラック」や「ソーピンク」といった単色モデルです。通常は3色ほど組み合わされているところを、全てのパーツを同じ色で統一したこのシリーズは、シンプルながらも強い存在感を放ちます。特に全身黒の「ソーブラック」は、クールで都会的な印象を与えると男女問わず大人気です。

単色モデルは生産数が少なく、エルメスのブティックで見かけることは稀です。もし出会えたら、それは運命と言ってもいいでしょう。ミニマルなスタイルを好む方や、一歩先のおしゃれを目指す方にこそ持っていただきたい逸品です。

  • ソーブラックは、どんな色のバッグもモードに変える
  • 単色ならではの潔さが、大人の品格を漂わせる
  • 希少価値が高いため、自慢できるアイテムになる

ロデオとペガサスどちらを選ぶべき?

2021年に登場した、羽の生えたロデオ「ペガサス」は、今や通常のロデオを凌ぐほどの人気となっています。どちらを選べばいいか迷っている方のために、それぞれの特徴と、選ぶ際のポイントを比較してみました。

クラシックな馬モチーフが持つ安定感

通常のロデオは、装飾を削ぎ落としたシンプルな馬の形が魅力です。エルメスのルーツである馬具製造の歴史を感じさせ、流行に左右されない美しさがあります。どんなバッグに付けても主張しすぎず、そっと寄り添ってくれるような安心感は、クラシックなモデルならではの強みです。

シンプルだからこそ、素材の良さや色の美しさが際立ちます。「長く、飽きずに使い続けたい」という方や、控えめな上品さを大切にしたい方には、通常のロデオがおすすめです。

  • 飽きのこない究極のシンプルデザイン
  • バッグを選ばない汎用性の高さ
  • エルメスの伝統を最も感じられる形

遊び心のある羽付きデザインの独創性

ペガサスは、その名の通り背中に羽が生えた幻想的なデザインが特徴です。通常のロデオに比べて立体感があり、バッグに付けた時の華やかさは格別です。少しだけ「ハズし」を効かせたい時や、周りと差をつけたい時には、このペガサスが抜群の効果を発揮します。

羽の部分だけ色が違っていたり、表裏で配色が異なっていたりと、よりデザイン性が高められています。「バッグに新しい命を吹き込みたい」と感じている方や、トレンド感を重視する方にぴったりの選択です。

  • 羽の立体感がバッグに動きを与えてくれる
  • 今のエルメスを象徴する、話題性の高いアイテム
  • 通常のロデオよりもさらに希少で、注目度が高い

二次流通での資産価値としての違い

もし将来的に手放す可能性も考えるなら、資産価値も気になるところですよね。現時点では、ペガサスの方が流通数が少なく、中古市場でも定価以上のプレミア価格で取引されることが多い傾向にあります。特に人気のカラーや単色のペガサスは、投資目的で購入する人もいるほどの人気です。

一方で、通常のロデオ(特にPMサイズ)も安定した需要があり、大きく値崩れすることはありません。「価値が落ちにくいもの」を求めるならペガサスですが、通常のロデオも十分な資産性があると言えるでしょう。

  • ペガサスは入手困難で、プレミアがつきやすい
  • 通常のロデオは、定番としての安定したリセールバリューがある
  • どちらも「箱付き・美品」であることが高価買取の条件

本物を手に入れるためのセルフチェック

人気の裏で、巧妙な偽物も多く出回っているロデオ。オークションサイトなどで購入する際は、細部までしっかり確認する必要があります。偽物に騙されないための、本物だけが持つ特徴を具体的に解説します。

職人の手仕事が伝わるステッチの精度

本物のロデオは、エルメスの熟練した職人が一つひとつ手縫いで仕上げています。そのため、ステッチ(縫い目)がわずかに斜めを向いており、手仕事ならではの温かみがあります。逆に、ミシンで縫われた偽物は、縫い目が一直線で均一すぎて「冷たい」印象を与えます。

また、糸の端の処理も非常に丁寧で、ほつれや歪みは一切ありません。「完璧すぎない、でも極めて精緻な縫い目」を見極めることが、本物への第一歩です。

  • ステッチがわずかに斜めになっているか確認する
  • 糸の色が、革の色と完璧に調和しているかを見る
  • 縫い目の間隔が、一定のリズムを刻んでいるかチェックする

尻尾のボリューム感と紐の付け根の処理

偽物のロデオで最も差が出やすいのが、尻尾の毛束の部分です。本物はアニョー・ミロを贅沢に使っており、房がふっくらと豊かです。一方、偽物はコストを抑えるために毛束が少なかったり、切り口がガタガタだったりすることが多々あります。

さらに、バッグに引っ掛けるための紐の付け根部分にも注目してください。本物は、鞍(くら)の部分に紐を折り曲げて重ねてから、一緒に縫い込んであります。この部分がズレていたり、ボンドで固定されていたりするものは、まず偽物だと判断して間違いありません。構造の「丁寧な作り込み」にこそ、本物の証が隠れています

  • 尻尾の房を広げてみて、密度がしっかりあるか見る
  • 紐の付け根が、鞍の革と一緒に綺麗に縫われているか確認する
  • 紐自体の革も、本体と同じように滑らかであるか触ってみる

鞍の裏側に隠された刻印のチェック

本物のロデオには、鞍をめくった裏側の部分に、製造年を表すアルファベットや職人のIDを示す刻印が打たれています。偽物にも刻印がある場合はありますが、文字のフォントが不自然だったり、刻印が浅すぎて読み取れなかったりすることが多いです。

ただし、最近の非常に精巧な偽物(スーパーコピー)は、刻印まで模倣していることがあります。刻印があるからといって100%本物とは言い切れませんが、「刻印が丁寧か」「正しい位置にあるか」は、必ず確認すべきポイントです。

  • 鞍を優しくめくって、刻印の有無を確認する
  • 刻印の文字が、歪んだり潰れたりしていないか見る
  • 製造年とアイテムの発売時期が矛盾していないか調べる

大切なロデオを長く愛用するお手入れ

ロデオに使われているアニョー・ミロは、非常にデリケートな素材です。何もせず放っておくと、せっかくの滑らかな質感が損なわれてしまいます。いつまでも可愛らしい姿を保つための、簡単なお手入れ方法を紹介します。

ラムスキンの質感を守る保管方法

ロデオをバッグに付けっぱなしにしていると、排気ガスや日光、湿気などで革がダメージを受けてしまいます。使わない時はバッグから外し、湿気の少ない暗い場所で休ませてあげましょう。エルメスのオレンジボックスの中に、平らな状態で寝かせて保管するのがベストです。

また、革は乾燥に弱いため、時々箱から出して空気に触れさせることも大切です。「使い終わったら休ませる」という習慣が、革の寿命を大きく延ばします。

  • 直射日光や蛍光灯の光を避け、色あせを防ぐ
  • 乾燥剤と一緒に保管せず、適度な湿度を保つ
  • 他の革製品と密着させず、色移りを防止する

尻尾や紐の型崩れを防ぐコツ

ロデオを使っていると、どうしても尻尾の房が広がったり、紐にクセがついたりしてしまいます。これを防ぐには、保管する際に尻尾の形を整え、紐を無理に曲げないように気をつけることが重要です。万が一クセがついてしまった場合は、清潔な指先で優しく撫でるようにして整えてください。

ドライヤーの熱を当てたり、無理に引っ張ったりするのは絶対にNGです。革の油分が抜けてカサカサになり、取り返しがつかなくなります。「優しく形を整えてあげる」という、ちょっとした手間が、ロデオを美しく保つ秘訣です。

  • 箱に戻す際、尻尾が折れ曲がっていないか確認する
  • 紐はゆるく輪にする程度にして、無理に結ばない
  • 形が崩れてきたら、手のひらの体温でゆっくり戻す

汚れがついた時の正しい対処法

もしロデオに汚れがついてしまったら、まずは乾いた清潔な柔らかい布で優しく拭き取ってください。ラムスキンは水分に非常に弱いため、濡れた布で拭くのは避けましょう。落ちない汚れがある場合は、無理をせずエルメスのブティックに相談するのが一番安心です。

市販の革用クリーナーも、成分によってはシミの原因になることがあります。「自分で何とかしようとせず、プロに頼る」という判断も、大切なアイテムを守るためには必要です。

  • 水に濡れたら、すぐに乾いた布で叩くように水分を取る
  • 食べ物などの油汚れは、絶対にこすらずブティックへ持ち込む
  • 日頃から柔らかいブラシで、埃を優しく払っておく

まとめ:自分だけのロデオでエルメスライフを豊かに!

エルメスのロデオは、決して「ダサい」アイテムではありません。むしろ、歴史あるバッグに自分らしい彩りを添え、日常を楽しくしてくれる魔法のようなチャームです。正しいサイズ選びと色の組み合わせさえ意識すれば、あなたのバッグはより一層輝きを増すはずです。

  • バッグ1つにつきロデオ1頭の「引き算」を意識する
  • バッグと同系色を選ぶと、失敗せず洗練された印象になる
  • 25cmサイズのバッグには、最もバランスが良いPMサイズを選ぶ
  • 季節や服装に合わせて、ロデオの色を着せ替えて楽しむ
  • 偽物に注意し、本物ならではの柔らかな質感と職人技を大切にする
  • 使わない時は箱に戻し、デレケートなラムスキンを休ませる
  • 自分の直感を信じて、最も「可愛い!」と思える1頭を選ぶ

「周りの目が気になる」という理由でロデオを諦めるのは、とてももったいないことです。あなたが心から「素敵だ」と思って選んだロデオなら、それは間違いなくあなたのスタイルを完成させる最高のエッセンスになります。ぜひ、あなただけの特別な相棒を見つけて、もっと自由にエルメスの世界を楽しんでくださいね。

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