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エルメスのエブリンが買えない理由は?入手困難な現状を解説!

憧れのエルメスで、まず手に入れたいバッグとして名前が挙がるのがエブリンですよね。でも、いざお店に足を運んでみても「あいにく在庫がございません」という返事ばかり。一体どこに行けば買えるの?と途方に暮れている方も多いはずです。この記事では、エブリンがなぜこれほどまでに手に入らなくなっているのか、その理由と今のリアルな状況を包み隠さずお伝えします。最後まで読めば、あなたがエブリンを手に入れるための近道が見えてくるはずですよ。

店頭でエブリンがなかなか買えない理由

エルメスの棚にエブリンが並んでいるのを見かけることは、今や奇跡に近いと言っても過言ではありません。数年前までは「初めてのエルメス」として比較的買いやすかったモデルですが、今はエルメスというブランド自体のハードルが上がっています。

誰もが欲しがるミニバッグブームの熱狂

今のファッション界では、スマホとリップだけを入れて歩くようなミニバッグが爆発的に流行しています。エブリンの中でも特に一番小さい「TPM」サイズは、このトレンドにぴったりとはまりました。小ぶりながらエルメスの品格を保てるアイテムとして、幅広い世代から指名買いされているのです。

これまでは大きなバッグを好んでいた層も、身軽さを求めてミニサイズに流れています。そのため、入荷してもすぐに売れてしまうサイクルが止まりません。

  • 10代から20代の若い層が「最初の一本」として狙っている
  • キャッシュレス化で大きな財布を持ち歩かない人が増えた
  • アクセサリー感覚で2個持ちするスタイルが定着した

バーキン所有者がサブバッグとして選ぶから

エブリンは、もともと馬のブラッシング道具を入れるために作られたバッグで、とても丈夫な作りです。この「タフさと高級感の両立」が、バーキンやケリーを愛用する富裕層の目にも留まりました。メインのバッグを傷つけたくない雨の日や、旅行のサブバッグとしてエブリンを買い求める動きが加速しています。

エルメスの上客たちが、担当スタッフを通じて入荷情報をいち早くキャッチし、店頭に出る前に購入してしまうケースも珍しくありません。

  • 傷を気にせずガンガン使えるトリヨンクレマンス素材が人気
  • カジュアルな服装でもエルメスらしさを失わないデザイン
  • 肩掛けができるため両手が空く利便性の高さ

店舗に入る前に売約済みになる仕組み

エルメスには、特定の顧客に優先的に商品を案内する商習慣があります。入荷したエブリンがそのまま店頭のショーケースに並ぶことは滅多にありません。バックヤードで保管されたまま、馴染みの客に「ちょうど良いのが入りましたよ」と紹介され、そのまま売れていくのが今の流れです。

フリーの在庫として店頭に出るのを待つライバルは星の数ほどいます。その隙間に食い込むのは、今の供給量ではかなり難しいと言わざるを得ません。

  • 常連客がサブバッグとして常に予約のような形でリクエストしている
  • 顧客リストの上位から順に案内されるため順番が回ってこない
  • 展示品(ディスプレイオンリー)はあっても販売用がないことが多い

入手困難と言われるエブリンの今の状況

「明日お店に行けば買えるかも」という期待は、今のエルメスでは少し甘いかもしれません。予約すらできないという、驚きのルールが当たり前になっているからです。

予約すら受け付けてもらえないお店の対応

かつては「この色が欲しい」と予約を入れ、数ヶ月待てば手に入れることができました。しかし今は、あまりにも需要が多すぎて、ほとんどの店舗で予約自体を断っています。「入荷したときにたまたまお店にいれば買える」という、運任せの勝負になっています。

いつ入るかわからない商品を待ち続けるのは、精神的にもかなりの忍耐が必要です。お店の方も「いつ入るかお答えできない」と申し訳なさそうにするしかないのが、今のエルメスの光景です。

  • 全国のエルメスブティックで「予約不可」の対応が一般的
  • 入荷のタイミングを電話で教えてもらうことも基本的にはできない
  • 店頭で在庫を聞いても「本日はない」の一言で終わることが多い

毎日通っても在庫に出会えない「エルパト」の壁

エルメスをパトロールするように巡る「エルパト」という言葉が生まれるほど、在庫探しは過酷です。開店前から並んだり、1日に何度も同じお店を覗いたりする人が大勢います。それでも、1ヶ月毎日通って一度も出会えないという話は珍しくありません。

ライバルたちは仕事の合間や移動時間を削って、血眼になってエブリンを探しています。たまたま立ち寄って在庫がある確率は、宝くじを当てるようなものかもしれません。

  • 営業時間の合間を縫って店舗を回る「プロのエルパト民」が存在する
  • 入荷のトラックが着く時間を予想して待機する人もいる
  • 運良く出会えても一瞬で他の客に買われてしまう

インバウンド客との激しい在庫争奪戦

日本のエルメスは海外に比べて接客が丁寧で、商品の品質管理も徹底されているため、外国人観光客からの人気が絶大です。さらに円安の影響もあり、海外から来た人たちが「日本で買ったほうが安い」と買い占めていくことも、品薄に拍車をかけています。

観光地にある店舗では、開店と同時に多くの外国人が押し寄せ、その日のフリー在庫が数分で消えてしまうこともあります。

  • 空港の免税店や銀座、心斎橋などの主要店舗は特に激戦
  • 観光客がグループで来店し、あるだけのバッグを買っていくケースがある
  • 国内の在庫が海外へと流出してしまう構図が出来上がっている

狙っているサイズによって変わる買える確率

エブリンには大きく分けて3つのサイズがありますが、それぞれで手に入れやすさが全く違います。自分が欲しいサイズがどれだけ希少なのかを知っておくことが大切です。

サイズ名横幅(約)ストラップ特徴・使い勝手
TPM (16)16cm調節不可スマホとミニ財布でパンパンになる最小サイズ
PM (29)29cm調節可能長財布、ポーチ、500mlペットボトルが入る定番
GM (33)33cm調節可能A4サイズやPCも入る、男性にも人気のビッグサイズ

最もハードルが高いTPM(16サイズ)の希少性

一番小さいTPMサイズは、今もっとも入手が困難なバッグのひとつです。横幅がわずか16cmという可愛らしいサイズ感で、斜めがけした時のバランスが抜群に良いため、争奪戦が起きています。入荷数に対して希望者が多すぎて、店頭に並ぶ時間は1日の中でもほんの数分だけかもしれません。

アクセサリーのように身につけられる手軽さが受け、SNSでの露出も一番多いサイズです。そのため、入荷した瞬間に売れてしまうのが当たり前になっています。

  • エルメスの中で最も手に取りやすい価格帯(30万円台〜)であることも一因
  • ストラップが布製(アマゾーヌ)で、色の組み合わせが豊富なのも魅力
  • スマホ決済が主流の現代において、最も「今っぽい」サイズとされる

日常使いに便利なPM(29サイズ)の入荷頻度

エブリンの中で最も標準的で、昔から愛されているのがPMサイズです。29cmの横幅は収納力も高く、長財布もしっかり収まります。TPMに比べると入荷する頻度は少しだけ高めですが、それでもフリーの在庫を見つけるのは至難の業です。

実用性が高いため、一度買った人が手放さないのも特徴です。流行に左右されず、10年、20年と使い続けたい層から根強い支持を得ています。

  • 荷物が多いお出かけでもこれひとつで完結する安心感
  • ストラップの長さを変えられるため、厚着をする冬場でも使いやすい
  • 流行のサイズ感ではないからこそ、長く愛用できる「通」な選択

男性からも支持されるGMサイズの動き

一番大きいGMサイズは、そのボリューム感から男性のファンも多いモデルです。ビジネスシーンや1泊程度の旅行にも使えるため、他のサイズとは違った層からの需要があります。大きなバッグが流行していない今は、他の2サイズに比べれば、店頭で出会える可能性はわずかに高いかもしれません。

とはいえ、エルメス全体の生産数が絞られているため、見かけたら即決しないと次はいつ会えるかわかりません。

  • パソコンや書類を持ち歩く仕事用バッグとして選ばれている
  • 体格の良い男性が斜めがけしても負けない存在感
  • 家族で共有して使える汎用性の高さ

エルメス・オンラインで買うのが難しい原因

店舗に行けない人にとっての希望が公式オンラインショップですが、ここもまた「戦場」と化しています。画面の前で指を動かすだけでは、到底太刀打ちできない壁があるのです。

出品されて数秒で完売するスピード勝負

オンラインショップでは、予告なく突然エブリンが出品されます。出品された情報はSNSなどですぐに拡散されるため、アクセスが集中します。画像が表示された頃には、すでに誰かのカートに入っていることがほとんどです。

更新ボタンを押し続ける根気と、画面が変わった瞬間に迷わずクリックする反射神経が求められます。

  • 欲しい色かどうかを悩んでいる数秒の間に「在庫なし」になる
  • 出品されやすい時間帯を予測して張り付く必要がある
  • サイトの読み込み速度が命運を分ける

一般ユーザーを阻む購入ツールの存在

非常に残念なことですが、プロの転売屋などが「BOT(ボット)」と呼ばれる自動購入ツールを使っていると言われています。出品を24時間監視し、人間には不可能なスピードで決済まで済ませてしまうのです。普通にスマホを操作しているだけでは、彼らに勝つのは非常に困難です。

エルメス側も対策を講じていますが、いたちごっこの状態が続いています。

  • 決済画面まで行けても、最終確認で在庫が消えることが多い
  • ツールを使って在庫を根こそぎ買っていく業者が存在する
  • 人の手では追いつけない速さで「完売」の文字が出る虚無感

カートに入れても決済でエラーになる理由

運良くカートに入れられたとしても、そこからが本当の試練です。住所入力やカード情報の入力中に「アクセスが集中しています」とエラーが出たり、決済が完了した瞬間にキャンセルされたりすることがよくあります。

これは、同じ瞬間に数百人が同じボタンを押しているために起こる現象です。

  • 事前にアカウント登録を済ませ、住所も入力済みにしておくのは必須条件
  • クレジットカードのセキュリティロックがかかり、その間に在庫を奪われる
  • 最後まで進んでも「購入完了」のメールが届くまでは安心できない

人気の色や素材が在庫不足に拍車をかけている

エブリンが買えないのには、色や素材の偏りも関係しています。誰もが「使いやすいもの」を求めるため、特定の組み合わせに希望が集中してしまうのです。

どんな服にも合うエトゥープとゴールドの集中

エルメスを象徴するグレージュカラー「エトゥープ」と、上品な茶色の「ゴールド」は、不動の人気ナンバーワンとナンバーツーです。どんなコーディネートにも馴染み、中古市場での価値も落ちにくいため、この2色を指名する人が後を絶ちません。

入荷してもこの2色であれば、並ぶ間もなく一瞬で姿を消します。

  • エトゥープは白ステッチが際立ち、エルメスらしさを強く感じさせる
  • ゴールドは使い込むほどに味わいが出る定番中の定番色
  • この2色を店頭で見かけたら、それは「一生分の運」を使ったも同然

汚れが目立ちにくい暗めトーンの需要

日常的に使うエブリンだからこそ、汚れを気にしたくないという理由で黒や紺色(ブルーニュイ)を狙う人も多いです。特にストラップに汚れがつきやすいエブリンにとって、濃い色は安心感があります。

明るい色はコーディネートのアクセントになりますが、まずは万能な1本を、と考える層には暗い色が圧倒的に選ばれます。

  • ブラックは男性でも女性でも使いやすく、夫婦で兼用されることも多い
  • 濃紺は黒よりも柔らかい印象になり、知的な雰囲気を演出できる
  • デニムの色移りなどを気にせずに使えるのが大きなメリット

傷に強いエプソン素材の生産数が少ない

エブリンで主に使われるのは、柔らかいトリヨンクレマンスと、硬くて型崩れしにくいヴォーエプソンです。特にエプソン素材は、カチッとした形を保ちやすく、傷がつきにくいため非常に人気があります。しかし、エブリンにおいてエプソン素材の生産数は、クレマンスに比べると少ない傾向にあります。

「形が崩れないエブリンが欲しい」というこだわりを持つ人にとって、入手難易度はさらに跳ね上がります。

  • クレマンスはクタッとした経年変化を楽しめるが、形を保ちたい人には不向き
  • エプソンは発色が良く、明るい色でも上品に見える効果がある
  • どちらの素材が入荷するかは運次第で、選ぶ余裕はないのが実情

確実にエブリンを手に入れるための現実的な方法

「じゃあ、一生買えないの?」と絶望しないでください。今の厳しい状況の中でも、実際にエブリンを手に入れている人はいます。彼らが実践している、少しでも確率を上げる方法をお伝えします。

担当スタッフとの信頼関係を積み重ねる

一番の近道は、特定の店舗に通い、スタッフの方に顔と名前を覚えてもらうことです。バッグ以外のスカーフやアクセサリー、靴などを購入し、「このお店でエルメスを揃えていきたい」という姿勢を見せることが大切です。

信頼関係が築ければ、「エブリンをずっと探している」という希望を汲み取ってくれるようになります。

  • バッグ以外のアイテムを通じて、自分の好みやスタイルを理解してもらう
  • 定期的に足を運び、丁寧な言葉遣いでコミュニケーションを取る
  • 「この人に使ってほしい」と思われるような、ブランドへの愛着を示す

地方店舗や海外の店舗まで視野を広げる

東京や大阪の主要都市はライバルが多すぎます。出張や旅行のついでに、少し地方にある店舗を覗いてみるのもひとつの手です。都心ほど客数が多くないため、たまたまフリーの在庫が残っている可能性がわずかに高まります。

また、海外旅行の際に免税店や現地のブティックをチェックするのも効果的です。国によって在庫の状況は大きく異なります。

  • 地方都市の百貨店に入っているエルメスは穴場になることがある
  • 海外のエルメスでは、日本で絶滅危惧種のサイズが普通に置いていることも
  • 「どこにでもあるわけではない」という前提で、こまめに足を動かす

専門店で新古品や中古品を検討するメリット

どうしても今すぐ欲しい、正規店で待つ時間がないという場合は、ブランド専門店での購入も視野に入れましょう。定価より高く売られている「プレ値」のことも多いですが、自分の好きな色やサイズを確実に選べるのは大きな強みです。

「未使用品」であれば、正規店で買ったのと変わらない状態で手に入れることができます。

  • 自分の目で実物を確認し、納得してから購入できる安心感
  • 廃盤になった色や、今では手に入らないレアな組み合わせも見つかる
  • 時間を金で買う、という合理的な選択肢として割り切る

買った後の満足度と長く使い続けられる魅力

苦労して手に入れたエブリンは、手にした瞬間にその価値を実感できるはずです。ただのバッグではなく、あなたの人生に寄り添うパートナーになってくれます。

流行に左右されないパンチングロゴの気品

エブリンの象徴である「H」のパンチングロゴは、ブランドをこれ見よがしに主張しすぎない、絶妙なバランスです。1978年の誕生以来、デザインがほとんど変わっていないという事実は、この形がすでに完成されていることを物語っています。

5年後、10年後にクローゼットから取り出しても、古臭さを感じることは一切ありません。

  • 控えめなロゴデザインが、大人の余裕と上品さを醸し出す
  • シンプルな形だからこそ、どんな時代のファッションにもマッチする
  • 世代を超えて受け継いでいける、普遍的なデザインの勝利

ライフスタイルに合わせて選べるストラップの存在

エブリンの魅力のひとつに、付け替え可能なストラップがあります。最近のモデル(アマゾーヌ)は、カラフルでスポーティなキャンバス地のストラップが採用されており、これひとつでバッグの印象がガラリと変わります。

その日の気分や行く場所に合わせて、自分なりのカスタマイズを楽しめるのがエブリン流です。

  • 別売りのストラップを組み合わせれば、世界にひとつだけのバッグになる
  • ストラップの幅が広いため、肩への負担が少なく疲れにくい
  • 斜めがけにすればカジュアルに、肩掛けにすれば少しフォーマルな装いに

修理をしながら一生モノとして愛せる品質

エルメスには「アトリエ」があり、どんなに使い込んだバッグでもプロの職人が丁寧に修理してくれます。糸のほつれを直したり、革に栄養を与えて磨き上げたりすることで、新品のときとは違う「育った美しさ」が出てきます。

「壊れたら買い換える」のではなく、「直しながら一生使う」という贅沢を、エブリンは教えてくれます。

  • 職人の手縫い(サドルステッチ)によって、驚くほどの耐久性を実現
  • 修理を繰り返すことで、自分だけの形に馴染んでいく愛着
  • 高価な買い物だからこそ、長く使えるアフターケアの充実が嬉しい

まとめ:エブリンを手に入れて素敵な毎日を

エブリンが買えない理由は、今のミニバッグ需要や資産価値の高まり、そしてエルメス独自の販売スタイルにあります。たしかに今は手に入れるのが難しい時期ですが、出会えたときの喜びは、それまでの苦労を全て忘れさせてくれるほど特別なものです。

  • ミニバッグブームで特にTPM(16サイズ)が絶望的な品薄
  • 店頭では常連客への案内が優先され、フリー在庫がほとんど出ない
  • 予約不可の店舗が多く、足繁く通う「エルパト」が必要
  • オンラインショップは数秒で完売する争奪戦
  • 担当スタッフとの関係作りや地方店舗のチェックが現実的な対策
  • 流行に左右されないデザインと高い耐久性で、一生モノになる価値がある

いつかあなたが運命の1本に出会えることを心から願っています。諦めずにコツコツ探していれば、ふとした瞬間にエルメスの神様が微笑んでくれるかもしれません。その日を楽しみに、今の「探す過程」もエルメスという物語の一部として楽しんでみてくださいね。

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