憧れのエルメスを本場フランスで手に入れたい、と考えるのはおしゃれ好きなら当然の願いですよね。実は、パリの店舗で買い物をすると、日本国内のブティックで並んでいる価格よりもずっと安く買えるチャンスがあります。なぜそんなに差が出るのか、その理由を知るだけで、あなたのエルメス選びがもっと楽しく、賢いものに変わるはずです。
エルメスがパリの本場だと安く買える仕組み
フランスはエルメスが生まれた場所なので、海外へ送るための輸送費や関税が上乗せされていない分、定価そのものが低く設定されています。さらに、私たち日本人が旅行者として買い物をすれば、国に支払う税金が戻ってくる仕組みがあるため、ダブルでお得になるわけです。
日本の定価とフランス現地の価格差
フランスでの販売価格は、日本の定価に比べておおよそ20%から30%ほど安く設定されています。日本国内で買う場合は、フランスからの送料や輸入にかかる諸経費、さらには日本の消費税がすべて価格に含まれているため、どうしても割高になってしまうのです。
本場のショップは商品の回転が速く、日本ではなかなか見かけないカラーや素材に出会える可能性も高いのが特徴です。定価そのものが安いことに加えて、豊富なラインナップの中から選べるのは、パリを訪れる大きなメリットといえます。
- フランス国内の送料がかからない
- 日本への輸入コストが含まれていない
- 現地での設定価格が世界で最も低い
最大12%が手元に戻る免税還付の魅力
フランスで買い物をした際に「デタックス」という手続きをすれば、最大で12%の免税還付を受けることができます。これは、フランスに住んでいない旅行者が、フランスの付加価値税を支払わなくて済むように定められた制度です。
100万円のバッグを買った場合、12万円ほどが後から戻ってくる計算になるので、この差は非常に大きいですよね。手続き自体はとても簡単で、ショップで書類を作ってもらい、帰りの空港にある端末にかざすだけで完了します。
ユーロ安のタイミングでさらにお得に
支払う瞬間の「ユーロと円のレート」によって、日本円に直したときの安さが大きく左右されます。円高ユーロ安の時期を狙って旅行ができれば、免税還付と合わせて、日本の半額近くで手に入るケースも珍しくありません。
クレジットカードで支払う際は、決済日のレートが適用されるため、旅行中の為替の動きをチェックしておくのがポイントです。少しでも円が強い時期に購入できれば、浮いたお金でエルメスのカレ(スカーフ)を1枚追加で買うことも夢ではありません。
バーキンやピコタンの現地価格を日本と比較
実際にどれくらい価格に差があるのか、具体的な数字を見てみましょう。特に人気の高いバッグは、日本で手に入れようとすると二次流通でも高値がついていますが、パリの定価は驚くほど良心的です。フランスでの定価を知っておくと、予算が立てやすくなります。
パリでピコタンを購入する場合の日本円目安
使い勝手の良いピコタン・ロック18(PMサイズ)を例に挙げると、パリでの定価は日本円にして32万円前後です。日本では45万円近い値段で販売されているため、定価の比較だけでも13万円ほどの開きがあることがわかります。
ここに免税手続きを加味すると、実質的な購入額はさらに下がって30万円を切ることもあります。パリの店舗でこの価格を目にすると、日本での買い物が少しもったいなく感じてしまうほど、現地での設定は魅力的です。
| 項目 | 日本での目安価格 | フランスでの目安価格 |
| ピコタン・ロック 18 | 約 450,000円 | 約 320,000円 |
| エヴリン 16 (TPM) | 約 300,000円 | 約 220,000円 |
| バーキン 25 (トゴ) | 約 1,700,000円 | 約 1,250,000円 |
バーキンを本場で手に入れる際の予算感
エルメスの象徴であるバーキンも、パリでの定価は日本より30%ほど安く、120万円台から設定されています。日本では170万円を超える価格設定になっているため、一回の買い物で40万円から50万円も浮く計算になります。
ただし、バーキンは定価で買うこと自体が非常に難しく、運良く在庫に出会えた人だけが受けられる特別な恩恵です。フランスの店舗でも「一生もの」として大切に扱われるバッグなので、出会えたら迷わず手に入れる決断力が必要になります。
- 免税後の価格差は数十万円単位
- 希少なカラーも現地定価で買える
- 浮いた予算を他のアクセサリーに回せる
スカーフやアクセサリーなど小物類の割安感
バッグだけでなく、シルクのスカーフやシルバーアクセサリーもパリで買うのが断然お得です。たとえばカレ90(大判スカーフ)は、日本で買うよりも1万5千円から2万円ほど安く手に入ることが多く、自分へのお土産にぴったりです。
小物類はバッグのように購入制限が厳しくないため、まとめ買いをすることで免税手続きの条件もクリアしやすくなります。シェーヌ・ダンクルのような人気ブレスレットも、フランスなら日本より安く、かつ在庫が見つかりやすいというメリットがあります。
パリの直営店でエルメスを安く手に入れるための予約の流れ
パリでバッグを買うには、事前の「予約システム」を理解しておくことが欠かせません。ふらっとお店に行って「バーキンをください」と言っても、基本的には見せてもらえないからです。正しい手順を踏むことが、安く手に入れるための第一歩となります。
前日に申し込むオンライン抽選のコツ
パリの旗艦店であるフォーブル・サントノレ店でバッグを見るには、前日に公式サイトから抽選の申し込みをする必要があります。受付時間は現地時間の10:30から19:30までと決まっており、この枠内で申し込まないとチャンスすら得られません。
当選の連絡は当日の夜に届く仕組みで、時間は指定されるため自分では選べない点に注意しましょう。予約が取れる確率は決して高くありませんが、これに当選することがバーキンやピコタンに出会うための最も確実なルートです。
予約なしでも入れるセーヴル店やジョルジュ・サンク店
抽選に外れてしまっても、あきらめるのはまだ早いです。セーヴル店やジョルジュ・サンク店などは、レザーバッグ以外の商品であれば予約なしで入店でき、タイミングが良ければバッグの在庫を見せてもらえることもあります。
特にお昼前後や夕方の入荷タイミングを狙って足を運ぶと、ディスプレイされているバッグをそのまま購入できるラッキーな場面に遭遇することもあります。抽選に頼らず、足で稼いで在庫を見つけるのもパリでのエルメス巡りの醍醐味です。
- 午前中の早い時間に店舗を覗く
- 「何かレザーバッグはありますか?」と笑顔で尋ねる
- 1日だけでなく数日かけて複数の店舗を回る
店員さんとスムーズに会話するための準備
言葉の壁を心配するかもしれませんが、エルメスの店員さんは非常にプロフェッショナルで、丁寧に対応してくれます。英語や簡単なフランス語で「探しているもの」を明確に伝えられるようにしておくと、コミュニケーションがスムーズに進みます。
欲しい商品の名前やサイズ、希望のカラーをメモした画像を見せるだけでも、店員さんは一生懸命在庫を探してくれます。丁寧な挨拶とマナーを守って接することで、店員さんも「この人にバッグを譲りたい」という気持ちになってくれるものです。
シャルル・ド・ゴール空港でエルメスを安く見つけるメリット
パリ市内の店舗を回る時間がなくても、帰国直前の空港にあるショップが最高の穴場になります。空港店ならではの利点があり、市内で買えなかったバッグが意外なところで見つかるかもしれません。
手続き不要で最初から免税価格で買える
空港内にある店舗の最大の特徴は、最初から「フランスの税金(付加価値税)」が引かれた価格で値札がついていることです。市内の店舗のように後から還付手続きをする手間がなく、その場でお得な買い物が完結します。
書類の作成や空港でのスキャン作業を忘れる心配がないため、忙しい旅行者にとっては非常に安心なシステムです。支払う金額もすでに免税済みなので、手持ちの予算管理がしやすいという点も大きなメリットといえます。
空港店でバッグに出会える確率
空港の店舗は旅行者しか利用できないため、市内の店舗に比べて競争率が低い傾向にあります。ピコタンやエヴリンといった人気のバッグが、ひょっこり棚に並んでいることも少なくありません。
もちろんバーキンなどの超希少モデルに出会えるのは奇跡に近いですが、定番のバッグであれば空港店が最も買いやすい場所だと言えます。市内を観光で楽しんだ後、最後のチャンスとして空港店に期待をかけるルートは非常におすすめです。
- 第1ターミナル、第2ターミナルEの各店舗をチェック
- 市内店よりも落ち着いて買い物ができる
- 免税手続きの時間を短縮できる
出国ギリギリまで在庫を確認するコツ
空港のエルメスは、搭乗ゲートのすぐ近くにあるため、飛行機に乗る直前まで在庫を確認できます。早めに空港に到着し、セキュリティチェックを済ませてからショップへ向かうのが賢い方法です。
もし第2ターミナルから出発する場合、複数の店舗を回ることも可能です。店員さんに「他のターミナル店に在庫はあるか?」と聞けば教えてくれることもあるので、最後まであきらめずに探してみましょう。
免税手続き(デタックス)を利用してさらに安く買うコツ
パリ市内の店舗で買い物をしたら、必ず免税手続きを行ってください。これを忘れてしまうと、せっかくの「安く買えるチャンス」を逃してしまいます。難しい作業ではないので、ポイントをしっかり押さえておきましょう。
店頭で発行してもらう書類のチェック
商品を購入する際、店員さんに「デタックス、プリーズ」と伝えて、免税書類を作成してもらいます。このとき、パスポートの原本を提示する必要があるので、お買い物に行くときは必ず持ち歩くようにしてください。
書類に記載された自分の名前や住所、パスポート番号が間違っていないか、その場でしっかり確認しましょう。名前のスペルが1文字違うだけでも、空港で受理されないことがあるため、受け取った書類のチェックは自分で行うのが鉄則です。
空港のPABLO端末でバーコードを読み取る手順
空港に到着したら、チェックインの前に「PABLO(パブロ)」というロゴが入った青い端末を探しましょう。免税書類にあるバーコードを端末にかざし、画面が緑色に変わって「OK」と表示されれば手続きは完了です。
昔のように長い列に並んで税関職員のスタンプをもらう必要はなく、デジタルで瞬時に終わります。もし画面が赤くなった場合は、近くの税関窓口に行って、購入した商品と書類を見せてスタンプをもらう必要があります。
- 商品はスーツケースに預ける前に手続きする
- 端末の操作は日本語も選択できる
- 緑色の画面をスマホで写真に撮っておくと安心
還付金を現金かクレジットカードどちらで受け取るか
手続きをした税金の戻し方は、クレジットカードへの返金か、空港での現金受け取りかを選べます。クレジットカードの方が還付率が1%ほど高く設定されていることが多いため、より安く買いたいならカードへの返金がおすすめです。
現金での受け取りは、その場ですぐにお金が手に入る安心感がありますが、空港の換金所が混んでいることもあります。特に急いでいないのであれば、数週間後に自動的に口座へ戻ってくるクレジットカード返金を選んでおけば間違いありません。
日本へ持ち帰るときにかかる関税の計算
安く買えたと喜ぶ前に、日本に帰国した際にかかる税金のことを忘れてはいけません。海外でたくさん買い物をした場合、日本の税関で申告をして、関税と消費税を支払う義務があります。
免税範囲の20万円を超えた場合の支払い
日本へ持ち込める荷物の免税範囲は、合計で20万円までと決まっています。エルメスのバッグであれば、ひとつ買うだけでこの枠を超えてしまうため、基本的には帰国時に税金を支払うことになります。
「税金を払ったら高くつくのでは?」と不安になるかもしれませんが、安心してください。バッグにかかる関税はそれほど高くなく、現地での割引分や免税還付額に比べれば、支払った後でも日本で買うよりずっと安く済みます。
帰国時の税関申告書への記入方法
飛行機の機内やスマホのアプリ(Visit Japan Web)で、持ち帰る商品の金額を正確に記入します。正直に申告することが大切で、税関でレシートを見せて計算してもらうのが一番スムーズです。
課税される金額は「現地価格の6割」に対して計算されるという、少しお得なルールもあります。たとえば50万円のバッグなら、30万円分に対して税金がかかるイメージです。この計算方法を知っておくと、帰国後の支払いに驚かずに済みます。
- レシートはすぐに取り出せる場所に持っておく
- 正直な金額を円換算して記入する
- クレジットカードで税金を支払うことも可能
税金を差し引いてもパリの方が安い理由
日本のエルメスで売られている価格には、最初から高い関税や運送料、そして10%の消費税がたっぷり乗っています。それに対してパリで購入した場合は、フランスの税金が引かれ、かつ「現地の卸価格に近い定価」で買えるのが強みです。
日本帰国時に支払う関税を合わせても、最終的な総額は日本の定価より15%〜20%ほど安くなることがほとんどです。さらに、日本国内では入手困難なモデルを手にできるという満足感を考えれば、パリで買う価値は十分にあると言えます。
パリでエルメスを安く手に入れるために必要な準備
最高の買い物体験をするためには、準備がすべてです。現地で慌ててしまわないよう、必要なものを揃え、有利な支払い方法を知っておくだけで、無駄な出費をさらに抑えることができます。
パスポート原本と名義が同じクレジットカード
エルメスの店舗で免税書類を作ってもらう際、必ずパスポートの原本が必要になります。コピーでは受け付けてもらえないことが多いため注意しましょう。また、支払いをするクレジットカードの名前も、パスポートと一致している必要があります。
家族や友人のカードを借りて支払うことはできないため、必ず自分名義のカードを用意しておいてください。高額な買い物になるので、旅行前にカードの利用限度額を一時的に引き上げておくことも忘れないようにしましょう。
ユーロ決済と日本円決済のどちらが得か
海外でクレジットカードを使う際、たまに「日本円で支払いますか?それともユーロですか?」と聞かれることがあります。このときは迷わず「ユーロ決済」を選んでください。
日本円決済を選ぶと、お店側が決めた独自の手数料が上乗せされるため、最終的に支払う金額が高くなってしまいます。カード会社が決めるレートの方がずっと良心的なので、現地通貨での支払いを徹底するのが、安く買うための隠れたテクニックです。
- 「ユーロ(Local Currency)」を選択する
- カード会社の海外利用ポイントを活用する
- 複数のカードを持っていく(決済エラー対策)
滞在中に何度も店舗へ足を運ぶスケジュール
エルメスのバッグとの出会いは「縁」と言われるほど、タイミングが重要です。初日に在庫がなくても、翌日の午前中に新しい入荷があるかもしれません。パリに滞在するなら、毎日どこかの店舗に立ち寄るくらいの余裕を持っておくといいでしょう。
滞在スケジュールの前半に予約や下見を済ませておけば、万が一在庫がなかったとしても、後半に別の店舗を攻める作戦が立てられます。あきらめずに何度も顔を出すことで、店員さんにも顔を覚えてもらえ、幸運を掴みやすくなります。
まとめ:パリでのエルメス購入は賢い選択
パリでエルメスを買うことは、単なる贅沢ではなく、賢く手に入れるための最も有効な方法です。
- 現地定価は日本より20%〜30%も低い
- デタックス手続きで最大12%の税金が戻る
- シャルル・ド・ゴール空港店なら最初から免税価格で買える
- 前日のオンライン抽選に参加してバッグの購入権を狙う
- 帰国時の関税を支払っても、日本で買うより断然お得
- 必ずパスポート原本を持参し、自分名義のカードで支払う
本場のブティックで憧れのバッグを手にした瞬間の喜びは、一生の思い出になります。今回のポイントをしっかり押さえて、ぜひパリで最高の一品を見つけてください。