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エルメスのピコタンを買って後悔する理由とは?使いにくいと感じるポイントを紹介!

憧れのエルメスの中でも、コロンとしたフォルムで絶大な人気を誇るピコタン。いつかは手にしたいと願う人が多い一方で、せっかく手に入れたのに「思っていたのと違う」とクローゼットに眠らせてしまう人も少なくありません。

この記事では、ピコタン愛好家がぶつかりやすい壁や、使い勝手の本音をわかりやすくお伝えします。高い買い物だからこそ、失敗したくないですよね。最後まで読めば、あなたがピコタンを本当に使いこなせるかどうかがハッキリわかります。

なぜエルメスのピコタンを買って後悔する人がいるのか

ピコタンは見た目の可愛さに惹かれて即決しがちですが、実は独特の形ゆえの落とし穴があります。手に取った瞬間は最高に気分が上がりますが、いざ日常で使ってみると「あれ?」と思う場面が出てくるのです。

中身が丸見えで防犯面に不安がある

ピコタンにはバッグの口を閉めるファスナーも、中身を隠すフタもありません。ベルトをカデナ(南京錠)で留めることはできますが、隙間から中身が丸見えになってしまいます。

特に人混みや電車の中で使うときは、お財布や貴重品が外から見えてしまうのが気になります。防犯を意識しすぎると、結局上からストールを被せるなどの工夫が必要になり、出し入れが面倒に感じてしまうのです。

  • バッグの口が大きく開いたままになる
  • 中身の防犯対策を自分で考える必要がある
  • 雨の日は中に水滴が入りやすい

肩掛けができないため手がふさがってしまう

ピコタンは基本的に「ハンドバッグ」として作られています。ハンドルの長さが短いため、標準的なモデルでは肩にかけることができません。

買い物で荷物が増えたときや、小さなお子さんと手を繋ぎたいとき、手がふさがってしまうのは意外と不便です。ずっと手で持っているか、腕にかけるしかないので、長時間の外出では疲れを感じる原因になります。

仕切りがなくて荷物が底で迷子になる

ピコタンの内部は、ポケットも仕切りもない「一枚革」のシンプルな構造です。ポイポイと荷物を入れられるのは楽ですが、小さな鍵やリップが底の方に沈んでしまうと、探すのが一苦労です。

整理整頓が苦手な人だと、バッグの中がすぐにごちゃごちゃになってしまいます。取り出したいものがすぐに見つからないストレスが積み重なると、次第に出番が減ってしまうかもしれません。

実際に使ってわかった使いにくいと感じるポイント

見た目だけではわからない、使った人にしか見えない不満というものがあります。エルメスらしい上質な革を使っているからこそ、重さや質感による悩みも出てくるのです。

腕にかけるとカデナの重みが食い込む

ピコタンの象徴とも言えるカデナ(南京錠)は、実は約40gほどの重さがあります。数字で見ると軽く感じますが、これがバッグの片側にぶら下がっているため、重心が偏りやすくなります。

腕にかけて歩いていると、ハンドルが一点に食い込んで痛みを感じることもあります。また、カデナが揺れるたびに革に当たって、傷がつくのではないかとハラハラしてしまう人も多いです。

柔らかい革だと荷物がない時に自立しない

トリヨンクレマンスのような柔らかい牛革を使っているピコタンは、中身が少ないと「くたっ」と倒れてしまいます。お出かけ先で椅子や机に置いたときに、形が崩れてしまうのを気にする声は少なくありません。

ピシッとした形を保ちたい人にとっては、この自立しない性質がストレスになります。使い込むほどに革が柔らかくなるのは魅力ですが、型崩れを防ぐために保管方法にも気を使わなければなりません。

  • 荷物が少ないと形が安定しない
  • 置いた時にふにゃっと潰れてしまう
  • 型崩れを防ぐための詰め物が必要

中身を詰め込みすぎると形が不格好になる

マチがたっぷりあるピコタンですが、物を入れすぎると横にボコボコと膨らんでしまいます。せっかくの美しいフォルムが、中身の形に合わせて歪んでしまうのはもったいないですよね。

特にお弁当箱や大きなポーチなどを無理に入れると、ベルトが閉まらなくなります。適量を守らないと、ピコタン本来の「上品なカジュアルさ」が損なわれてしまうのです。

サイズ選びを間違えると後悔に直結する

ピコタンには主に4つのサイズがありますが、自分の体格や持ち物に合わないものを選んでしまうと、使い勝手は一気に悪くなります。「大は小を兼ねる」と思って大きめを買ったり、流行りに乗って小さすぎを選んだりするのは危険です。

サイズ名称横幅 (cm)特徴荷物の目安
18 (PM)約18一番人気。ミニバッグとして優秀。ミニ財布、スマホ、キーケース
22 (MM)約22実用的。長財布派ならこちら。長財布、500mlペットボトル、ポーチ
26 (GM)約26大容量。存在感がかなり強い。+着替え、タブレット、書類

18サイズ(PM)はスマホと財布でパンパンになる

今もっとも人気があるのは18(PM)サイズですが、驚くほど中身は入りません。最近の大型スマホと厚みのある二つ折り財布を入れると、それだけで底がいっぱいになってしまいます。

ハンカチや予備のマクス、ちょっとしたコスメを入れると、もう余裕はありません。荷物が多い人にとっては、サブバッグを常に持ち歩く必要が出てくるため、不便に感じることが多いサイズです。

22サイズ(MM)は小柄な人だとバッグが歩いているように見える

22(MM)サイズは収納力があり便利ですが、小柄な方が持つとバッグが大きく見えすぎてしまいます。ピコタンは横幅だけでなく奥行き(マチ)もしっかりあるため、見た目以上のボリューム感があるからです。

普段使いには少し大きすぎると感じて、結局18サイズに買い替えたいと後悔するパターンもよくあります。自分の全身鏡でのバランスを考えずに、収納力だけで選ぶのは避けた方がいいでしょう。

自分の身長や普段の持ち物とのバランス

バッグ単体で見ると素敵でも、実際に手に持った時のバランスがすべてです。ピコタンは縦のラインよりも横のボリュームが目立つバッグなので、身長との対比が重要になります。

また、普段から「長財布」を使っているのか、それとも「ミニ財布」派なのかによっても、選ぶべきサイズは変わります。無理に財布を小さくしてバッグに合わせると、普段の生活でストレスが溜まってしまいます。

ピコタンの革の種類で変わる使い勝手

エルメスの革にはたくさんの種類があり、どれを選ぶかでバッグの「重さ」や「寿命」が大きく変わります。見た目の好みだけで選ぶと、手入れの難しさに後悔することになりかねません。

トリヨンクレマンスは手馴染みは良いが重い

ピコタンで最もよく使われる「トリヨンクレマンス」は、しっとりと柔らかい質感が魅力です。しかし、革自体に厚みがあるため、バッグだけでそれなりの重量を感じます。

荷物をたくさん入れると、さらにずっしりと肩や腕に負担がかかります。「バッグは軽さ重視」という人にとっては、この重みが原因で使うのが億劫になってしまうかもしれません。

エプソン素材は型崩れしにくいが傷が目立つ

「エプソン」という型押しされた硬めの革は、シャキッとしていて型崩れしにくいのが特徴です。自立しやすいので、ピコタンの形を長く保ちたい人には向いています。

ただ、エプソンは表面に加工がされているため、一度ついた傷が消えにくいという弱点があります。柔らかい革のように「馴染んで目立たなくなる」ことがないので、ガシガシ使いたい人には少し繊細すぎる素材です。

  • 型崩れしにくいが柔軟性はない
  • 表面が硬いため触り心地がドライ
  • 角すれが起きると修理が目立ちやすい

使い込むほどに柔らかくなる特性との付き合い方

エルメスの革は、10年20年と使えるほど丈夫ですが、時間とともに表情が変わります。ピコタンのような構造だと、使い込むうちにハンドルが伸びたり、全体的にクタッとした味が出てきたりします。

この変化を「愛着」と感じるか「古くなった」と感じるかで、満足度は大きく分かれます。新品のときのハリ感をずっと保ちたいのであれば、定期的なメンテナンスや適切な保管が欠かせません。

高価な買い物だからこそ気になる資産価値と満足度

ピコタンは今や定価が50万円前後まで上がっています。これだけ高額なバッグを買うとなると、単なるファッションアイテム以上の期待をしてしまうのが人間です。

50万円近い定価に見合う活躍の場があるか

ピコタンはどちらかというと「カジュアル」な部類に入るバッグです。高級なレストランや結婚式などのフォーマルな場には、少しラフすぎて合わないこともあります。

仕事で使うには自立しにくく、中身が見えるのもマイナスポイントになるかもしれません。せっかく大金を出したのに、普段の自分の生活スタイルに合う場面が少なければ、宝の持ち腐れになってしまいます。

流行に左右されないデザインかどうかを見極める

ピコタンは昔からある定番の形ですが、ブームによって人気が過熱することもあります。今は「エルメスのアイコン」として持て囃されていますが、数年後に自分の好みが変わる可能性も否定できません。

誰かが持っているから欲しいのか、それとも自分自身がその形を愛しているのか。流行りに流されて買ってしまうと、ブームが落ち着いた時に「なんでこんなに高いものを買ったんだろう」と後悔しがちです。

手放す時のリセールバリューと状態の維持

万が一、自分に合わないと感じて売ることになった場合、ピコタンは比較的高値で取引されます。ただし、それは「状態が良いこと」が絶対条件です。

角が擦れていたり、内側にペン跡がついていたりすると、査定額はガクンと下がります。将来手放す可能性が少しでもあるなら、使うときも常に気を遣わなければならず、心から楽しめないという本末転倒な事態になるかもしれません。

後悔をなくすための工夫と便利な使い方

もしピコタンを手に入れたのなら、少しの工夫で「使いにくい」という悩みは解決できます。多くの愛用者が実践している、賢い使いこなし術を紹介します。

インナーバッグを入れて整理整頓と型崩れを防止する

ピコタンの最大の弱点である「仕切りのなさ」は、市販のインナーバッグで解消できます。専用の形に作られたフェルト製やナイロン製のバッグインバッグを使えば、ポケットが増えて整理が楽になります。

さらに、インナーバッグを入れることでバッグの内側から支えができ、柔らかい革でも自立しやすくなります。汚れ防止にもなるので、ピコタンを買ったらまず最初に揃えたいアイテムです。

ツイリーをハンドルに巻いて皮脂汚れや手垢を防ぐ

エルメスの細長いスカーフ「ツイリー」をハンドルに巻くのは、単なるおしゃれではありません。実は、直接ハンドルを握ることによる皮脂汚れや、汗による革の変色を防ぐ役割があります。

ツイリーを巻くことで、使いやすさがアップするだけでなく、バッグの寿命を格段に伸ばすことができます。その日の気分で色を変えれば、見た目の雰囲気もガラリと変わって飽きが来ません。

  • ハンドルのベタつきを防げる
  • 自分だけのオリジナリティが出せる
  • 汚れたらツイリーだけを洗えば良い

貴重品はポーチに入れて防犯性を高める

中身が丸見えになる問題は、お財布や鍵をポーチにまとめて入れることで解決します。さらに、そのポーチをバッグの底に置くようにすれば、外からは何が入っているか見えにくくなります。

大きめのポーチを「フタ」のように使うのも一つの手です。出し入れの手間は少し増えますが、安心感を持ってピコタンを連れ歩くことができるようになります。

憧れのピコタンを手にいれる前に知っておきたいこと

ピコタンは、お金を出せばすぐに買えるバッグではありません。その「手に入らなさ」が、かえって冷静な判断を鈍らせてしまうこともあるのです。

店頭で出会える確率が低いエルメス特有の事情

エルメスの店舗に行っても、ピコタンの棚が空っぽであることは珍しくありません。いわゆる「エルパト(エルメス・パトロール)」を何度も繰り返して、ようやく一つ出会えるかどうかという世界です。

やっと出会えた瞬間の感動で、希望していた色やサイズでなくても「今買わなきゃ損!」と勢いで買ってしまう人がいます。この「妥協した購入」こそが、後々の後悔を生む一番の原因です。

自分のファッションスタイルに馴染む色選び

エルメスの色はどれも美しいですが、自分のクローゼットにある服と合うかどうかは別問題です。差し色として派手な色を選ぶのか、何にでも合うベーシックカラーを選ぶのか、じっくり考える必要があります。

特にピコタンは面積が広いため、色の印象が強く出ます。普段のコーディネートを思い浮かべて、最低でも5パターン以上の服に合わせられるイメージが持てない色は、避けた方が無難です。

実際に持っている人のリアルな不満点に耳を傾ける

SNSのキラキラした写真だけを見ていると、良い面ばかりが目に入ります。しかし、長く愛用している人のブログや口コミを見ると、「重い」「中身が出る」といったリアルな声が必ず見つかるはずです。

それらのデメリットを聞いた上で、「それでもこの形が好き!」と思えるかどうかが、後悔しないための最終チェックになります。弱点もひっくるめて愛せるバッグこそが、あなたにとっての「一生もの」になります。

まとめ:ピコタンは弱点を知ってこそ長く愛せるバッグ

ピコタンは決して「完璧に使いやすいバッグ」ではありません。仕切りがなかったり、肩掛けができなかったりと、不便な点も確かにあります。しかし、それ以上に持つ人を幸せにする魅力があるのも事実です。

  • 防犯面や整理整頓はインナーバッグやポーチで対策できる
  • サイズは自分の身長と普段の持ち物に合わせて慎重に選ぶ
  • 柔らかい素材は型崩れしやすいため、保管や扱いに気をつける
  • カデナの重さや肩掛けできない不便さを許容できるか確認する
  • 流行や「出会えたから」という勢いだけで購入しない
  • ツイリーなどの小物を使って、汚れを防ぎながら楽しむ

ピコタンの不便なところを「可愛い個性」と思えるなら、それはあなたにとって最高のパートナーになります。この記事で紹介したポイントを一つずつ確認して、納得のいくバッグ選びをしてくださいね。あなたのクローゼットに、お気に入りのピコタンが仲間入りすることを願っています。

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